K・リテラシー

ジャーナリストKANAME EIGHTの8つの視点から持論を展開。

「安倍氏暗殺事件」マスコミによる問題のすり替えに思う

安倍晋三元総理を暗殺した山上容疑者の母親が某教団による霊感商法の被害に遭い、破産したことで、安倍元総理が教団とが関係あると思い込んだ結果、自作銃で殺害という凶行に及んだ。

教団名を具体的に語らない理由は確かに種々の騒動、問題はあれど一般の信者には全く関係ないこともあり、無関係の善良な人間を貶めたくないといった考えの元「某教団」という表現に留めた。

東京スポーツ新聞より以下抜粋〉

安倍元首相銃撃の山上容疑者の背後に2つの〝反アベ団体〟か 捜査当局が重大関

2022年07月13日 11時30分

安倍晋三元首相(享年67)が今月8日、奈良市で行っていた参院選の街頭演説中に銃撃され、死亡した事件で、元海上自衛隊員の無職山上徹也容疑者(41)は、より殺傷能力の高い銃を選んだという趣旨の供述をしていることが12日、わかった。そうしたなか山上容疑者は複数の過激な“反アベ”の団体に所属していたとの情報が浮上した――。

それだけではない。捜査当局はもう一つの過激な団体にも注目している。事情に詳しい関係者の証言。

「団体の実名は明かせませんが、かなり好戦的な思想で、やはり反安倍。しかもこの団体の背景がかなり不気味で、闇に包まれている。山上容疑者が洗脳された可能性がないか重要調査対象となっています」

実際、山上容疑者は取り調べで「安倍氏が旧統一教会とつながりがあると思い込んで犯行に及んだ」という趣旨の供述をしているという。この「思い込んだ」と発言している点がポイントで、当局は山上容疑者が何者かに知らず知らずのうちに“洗脳”された線も探っている。

〈以上抜粋〉

結局のところ、宗教団体による霊感商法の被害はあったことは事実だが、連日マスコミにより流される報道をみると宗教団体に矛先が変わり、問題のすり替えが行われているように思える。

意図的であれ、無意識であったにせよ事件の本質から大きく乖離していく様を観ると「撮れ高」に走る営利企業マスコミの性がわかりやすく出ている一例と言える。

安倍氏が某教団とつながりがあると思い込んで反抗に及んだ」という供述が真相の鍵を握っているはずだが、そこを深掘りにせずマスコミは本質とはかけ離れた教団批判、政治家批判を毎日繰り広げている。

安倍氏が某教団とつながりがあると思い込んだきっかけは何か?

・思い込ませた人間は誰か?

・もう一つの過激な反安倍団体とは何か?

東スポの記事において、洗脳の可能性を示唆するに留められているが、ここに事件解決の

ヒントがあるはずだが、失われた生命は戻らない。

馬鹿馬鹿しい陰謀論をベースに選挙演説をする保守政党を始め、バラバラの保守層をまとめるには経験と実績のある安倍元総理の存在は必要不可欠であったはずで、ここをピンポイントで狙った計画的なテロであったならば日本国内を撹乱させる外国勢力の姿があるのか、かつて発生した国松長官銃撃事件と今回の事件はキナ臭さが酷似している感を覚えるのは考え過ぎだろうか