K・リテラシー

ジャーナリストKANAME EIGHTの8つの視点から持論を展開。

【陰謀論】安倍元総理暗殺の背後に見えるモノ

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いつかの記事で犯罪には一種の匂いがあるという話しをしたことがある。

厳密に言えば犯罪には、自然界にある草木の匂い、食材、アスファルトが放つ種類の物理的に知覚出来る匂いは存在はしないが「キナ臭い」「ザラつく」といった表現が存在する以上、匂いに似た何かがあるという前提で話しを進めていきたいと思う。

ウィキペディアより

安倍晋三銃撃事件は、2022年(令和4年)7月8日11時31分頃、奈良県奈良市近畿日本鉄道大和西大寺駅北口付近にて、元内閣総理大臣安倍晋三が選挙の応援演説中に銃撃され死亡した事件。

安倍元総理が大和西大寺駅で、派遣社員の山上に暗殺された当時、保守論客の一部、陰謀論者はこぞって「ネオコン」のスナイパーによる暗殺説を声高々と主張していた。

Twitterでは事件現場付近にあるビルにスナイパー小屋があると写真入りで噂が広まり、風評被害を懸念したビルオーナーによる方的措置の声が上がったりもした。

結局のところ、犯人の山上が某宗教団体への献金で家族が破産したことの原因を安倍元総理に関連づけたことで発生した事件という話しで一般メディアによる宗教団体叩きに移行してしまい、有耶無耶の内に捜査が怨恨路線で片付けられてしまった感がある。

それはさておき、陰謀論者が声高に叫ぶネオコン暗殺説はご承知かと思うが事件につながる動線は一つも存在しない。

あるのかも知れないが、少なくとも自分は知らない、知っているというならば5W1HでFACTを提示して戴きたいと思うが、まあ無理である。

導線になるFACTが皆無であることは勿論だが、犯罪特有の「匂い」を全く感じないということもある。この匂いは自分の主観の域を出ないことを予め、説明させていただくが米国が絡んだのであれば、特有の「ザラつき」があってしかるべきだが、それを感じないのだ。

一方で、山上容疑者が通っていた高校は奈良県では有数の進学校である郡山高校の偏差値は68である。

世間の評価ではそこそこ秀才ということになるが、秀才で思い出すのは1970年代に起きていた中核派革マル派連合赤軍等の学生運動における殺人すら辞さないテロリズムの系譜である。

鉄パイプ、金属バット、手製のパイプ爆弾、火炎瓶、斧や鉈を用いて国家権力と闘っていた人間の主たる層は10代後半から20代前半の秀才達だが階級的怒り、ブルジョア的なんたらと謎のお題目を掲げて殺人を繰り広げる様はまさに地獄絵図であるが、共産主義における革命思想が具現化するとこのようになる先例でもある。

安倍元首相銃撃の山上容疑者の背後に2つの〝反アベ団体〟か 捜査当局が重大関

2022年7月13日 11:30

 

東スポWEB

 安倍晋三元首相(享年67)が今月8日、奈良市で行っていた参院選の街頭演説中に銃撃され、死亡した事件で、元海上自衛隊員の無職山上徹也容疑者(41)は、より殺傷能力の高い銃を選んだという趣旨の供述をしていることが12日、わかった。そうしたなか山上容疑者は複数の過激な“反アベ”の団体に所属していたとの情報が浮上した――。

 山上容疑者は奈良県警の調べに対し、「事件前日に安倍氏が演説した岡山市の会場に持って行った銃とは別の銃を当日は使った」と説明しているという。

 


そんな中で浮上したのが、山上容疑者は“反アベ”の団体に所属していたとの情報だ。

「山上容疑者はリベラル色が強い“反アベ”団体に所属していたのではないかと言われています。安倍氏の長期政権の“独善的”な姿勢を嫌う団体。会員は数千人規模です」とはテレビ局関係者。この団体は安倍氏だけでなく、父の故安倍晋太郎元外相、祖父の故岸信介元首相の安倍ファミリーをも敵視する。特に団体幹部は、SNS上で安倍氏を攻撃していた。

 山上容疑者は奈良県警の調べに、動機について「安倍氏の政治信条に対する恨みではない」と供述。同関係者は「その団体の中で積極的に活動していたというより、団体の活動を“支持”していたのではと言われている」と話す。この件について団体幹部に「山上容疑者は団体会員か」と問い合わせたが、折り返しはなかった。

 それだけではない。捜査当局はもう一つの過激な団体にも注目している。事情に詳しい関係者の証言。

「団体の実名は明かせませんが、かなり好戦的な思想で、やはり反安倍。しかもこの団体の背景がかなり不気味で、闇に包まれている。山上容疑者が洗脳された可能性がないか重要調査対象となっています」

 実際、山上容疑者は取り調べで「安倍氏が旧統一教会とつながりがあると思い込んで犯行に及んだ」という趣旨の供述をしているという。この「思い込んだ」と発言している点がポイントで、当局は山上容疑者が何者かに知らず知らずのうちに“洗脳”された線も探っている。
  
 ここで思い出されるのは1963年11月22日、遊説先のテキサス州ダラスで起きた第35代米国大統領ケネディ暗殺事件だ。単独実行犯とされたオズワルドも逮捕直後にジャック・ルビーによって射殺された。死の直前にオズワルドが「I’m just a patsy(ハメられた)!」と残した言葉から、何者かがオズワルドを“洗脳”したとの見方は根強い。山上容疑者が“洗脳”されていたとするのは現時点では臆測の域を出ないが、もし自分の人生が誰かが描いたシナリオ通りに歩まされていたとしたら…。事件は異様な展開を見せている。

秀才だった山上容疑者が手製の銃を用いて荒っぽい凶行に及ぶ姿を見て連想するものは決して、ネオコン等の米国陰謀論ではなく、70年代の中核派革マル派の抗争で暴れていた大学生を連想させるのだが自分の感覚は誤りなのだろうか?山上容疑者の姿と学生運動で暴れていた学生は何処か似て見えるのは気のせいではないだろう。

新左翼の系譜を知る者であれば、手製の銃で凶行に及ぶ様は左翼活動家のそれで、第一に浮かぶのはネオコンより「左翼」の存在ではないのか。少なくとも米国の匂いを自分は全く感じないのだ。

#ディープステートは存在しない

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