2022年初頭にロシア軍がウクライナ国境近くに戦力を集中させていることがわかり、侵攻間近かと報道されていたがBBC、CNNが行った開戦前のウクライナにおける国民アンケートではロシア軍が攻めてこないが実に95%を占め、僅か5%だけがロシアの侵攻があると答えていたらしい。
何故、侵攻がわかっていたのに国民を避難させなかったのかとゼレンスキーに
対する非難の声があったが、国民自らロシアの侵攻を信じておらず、そこに留まっていたのが真実だったのだ。
平和ボケしていたのか、ゼレンスキーの支持率が低かったことが影響したのか、元々腐敗が進んでいたウクライナの政権を国民が全く信じていなかったのかそれは定かではないが、何事もなく今日も日常が流れると思ったいたところにいきなり巡航ミサイルが飛んで来てパニックに陥り、通信も遮断され逃げ場を失った国民が次から次へとロシア兵に虐殺されることになろうとは全く予想していなかったに違いない。
ウクライナ東部ではウクライナ東部武装勢力と親露派武装勢力(実際はロシア軍が介入)ドンバス戦争が2014年からずっと続いており、東部側の国民は現実にロシアが本格的に侵攻してくるのは別段何の不思議もないと思っていたに違いない。
ロシアの次に国土が広いウクライナではネット社会の現代においても情報格差というものは確実に存在することは明らかで、例えば東京の感覚で地方に仕事に出かけると最初に思うことは20年近く何かが遅れている感を受けることである。
令和の感覚で仕事に出かけると現場が昭和であることは普通にある。
東京では有り得ない文化が地方では未だに存在する。
いわゆるチバラギ車と言われるヤンキー文化は東京ではほぼ絶滅しているが地方に行くとそれが存在しているのだから、地政学的な情報と文化の遅れは確かで、ネット社会と言えど厳然とアナログ視点の情報格差は存在すると言えるのだ。
東京ではドーム公演を行うような人気アーティストでも福岡だと200〜300人しか動員出来ないという不思議なことが起こる。
これが、ロシアに次ぐ国土の広さを誇るウクライナであれば、どれだけ情報と現状認識に差が出るのか考えてみるとわかると思うのだが、日本ですらチバラギ車が存在することを考えると、ウクライナ東部で起きている戦争を全く現実に感じず、外国で何かが起きている程度にしか感じていない可能性があるのではないか。
ウクライナ東部の国民は本格的な戦闘が始まる前に多くが国外へ避難し、首都キエフ近郊の人間は「そんなわけないじゃん」と考えて、日常を謳歌していた時にいきなり巡航ミサイルが住居に着弾し、空から空挺部隊が降りてくる様を見てどう思ったのか
自分自身の認識不足を呪い、現実の厳しさを骨の髄まで味わったことは想像に難く無い。
今回のことで、現実的に戦争が起こること、台湾尖閣問題を抱えている日本が同様の惨劇に見舞われる可能性が非常に高いことが平和ボケしていた日本人の目を覚まさせることになったのか、ネット上における左翼も随分と静かになった感がある。
今元気なのは陰謀論者だけである。
いまだに「首都キエフでは戦闘は起きていない」「プーチンは光側」「映像は全てフェイク」という謎理論をネット上で展開している始末である。
いつの間に西側メディアが結託してフェイク映像を流すことに決めたのか?
ロシア側が戦争の事実を認めているのだが、それも全てフェイクということなのか?
仮に結託してフェイク映像を作り続けるのであれば天文学的な資金がかかる。
また個人のSNSからの流出をどのように制限するのか?
普通に考えればわかることであるが、陰謀論は一種の毒性があるらしく、一度ハマると
中々抜け出せない種類のものかもしれない。
こんなファンタジーが蔓延するぐらいだから
日本はまだまだ平和な証拠である。
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