K・リテラシー

ジャーナリストKANAME EIGHTの8つの視点から持論を展開。

ウクライナ侵攻に後出しジャンケン論法で破綻する人々を見て思う。

6月27日(火)BS-TBS「報道1930」より

 

個人的には忙しく暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか

巷のウクライナ侵攻についての話を見聞きすると、いわゆる親露派と呼ばれる人々の破綻ぶりが相当目立ってはいるが、恐らくはリアルタイムで侵攻しているウクライナ侵攻については陰謀論者得意の「後出しジャンケン」が通用しないことが要因だと思われる。

後出しジャンケンをしても起きてしまったことに色々、色付けや意味付けは現在や未来に生きる人間にはどうとでも解釈が可能にはなる。例えば、千利休明智光秀だった説、また天海和尚だった説があるが、これも後世の人間の「言葉遊び」みたいなもので明確なFACTがない限りは決着がつかないということになる。

少し頭が回れば、今のウクライナ侵攻に歴史オタのような後付け理論は非常に危険であることに気が付くはずではあるが、承認欲求と自己顕示欲を拗らせて確証バイアスに至ってしまった場合、正常な判断が出来なくなるらしい。

代表的な物を例に出すとプリゴジンの乱はプーチンプリゴジン出来レースという話だが、リアルタイムで報道を見ていればあり得ないことがよくわかるはずだが、現在進行形の出来事に後出しジャンケンは自殺行為以外のなんでもない。

本当に賢い人間は「その可能性がある、そのように見える」といった表現しかしないものである。

実はこの考え方は普通の人には難しく思えるらしい。

理想と現実がごっちゃになるということはよくあることだが、心配事がただの杞憂に終わるケースを度々体験すると、多かれ少なかれ、人は無意識に想像で自分自身の思考や行動に制限をかけているもので、何かの統計で96%以上の心配事は実際には発生しないという話を聞いたことがある。数字の実際はわからないが、おおよそはそういったものであるような気はする。

強い決意は必要だが、希望的観測に「断言」は危険である。

これは恋愛に例えるとわかりやすいが、こちらが一方的に運命の人と思っていても

相手もそう思っているとは限らないのだから、運命の人を中心に自分の人生設計を考えると破綻するに決まっている。

例えば起業すればわかることだが、アルバイト一人と言えど、理想を共有することは中々大変な作業ではある。

人は根拠のない「自分なら大丈夫」と思っているが、それは自分自身の行動や思考を支コントロールする上においての「大丈夫」なら良いが、そこに第三者を自分の思考の支配下に置くことを考えているのならば危ういということになる。

結局、中国やロシアのような専制主義(独裁)国家のような国は自分の支配下に置こうとするから恐怖政治が始まる。

恐怖は万人をコントロールする上においては非常にわかりやすい手法の一つと言える

のだが時代を超えて「飴と鞭」という表現は乱暴だが人をコントロールするわかりやすい一例ではある。

ちなみに前述の千利休明智光秀説だが、これは裏千家の家元に秘伝(口伝)でそのように伝わっていると言う話を聞いたことがある。

当然、口伝だから言った言わないの世界であるが、後から口伝を書き記した何かが出てくれば事実に近くなるとは思うのだが、秘伝を何故、あなたが知るのか?と問われると

確かに答えにくい話ではあるのだが実際に聞いた話ではある。

個人的には千利休の正体が明智光秀でも天海和尚でもどちらでも構わないので、この手

の議論を熱くするつもりはない。

#ウクライナ侵攻