K・リテラシー

ジャーナリストKANAME EIGHTの8つの視点から持論を展開。

【戦争】ウクライナ侵攻に対する謎のデモ活動について

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東京で現在も続いているウクライナ侵攻についての停戦デモが行われるらしいが、表題を見ると「G7サミットは戦争を煽る会議ではなく和平を模索する会議に」「メディアのロシア一方的悪者論はフェイクニュース」「戦争で喜ぶのは軍産複合体」「即時停戦こそ日本の国益」「ウクライナ戦争で世界は大迷惑」といった内容である。

参加者として記載されている著名人には知古の仲の先生や同じ空間にいた人間もいる。

いわゆる、陰謀論者と揶揄される人々が参加者の多くを占めている感がある。

さて、メディアのロシア一方的悪者論は何処らへんが「一方的に」該当するのかだが、少なくとも主要メディアはロシア軍が国境を越えて「特別軍事作戦」の名目の元、進軍している事実を報道をしているはずだが、何処らへんが「一方的」に該当するのかが、個人的には全くわからず、ロシアによるウクライナ侵攻という事実がタイムリーに報道されているだけである気がする。嘘が報道されてるならば問題だが、事実、ロシアがウクライナに侵攻してる事実のみが報道されていることは間違いがない。

では陰謀論者と思しき彼らの主張は何処にあるのか?と考えると、恐らくは「原因論」にあると思われるのだが、その原因に相当する部分に明確なファクトが存在せず、盲目的にそれを信じる人間が「ロシアを一方的に悪者にするな」と言っているのだろう。

親露派の票で大統領になったゼレンスキー

ロシアによるウクライナ侵攻に果敢に立ち向かうゼレンスキーだが、実は親露派の投票数を集めて大統領に就任した事実はあまり知られていないが、これはロシア側から見れば裏切りに相当することかも知れない。あくまでもロシア側から見た話しではある。

プーチンとしては親露派の人間が大統領になれば無血開城に近い形でウクライナを併合出来ると考えていた節があり、実際に特別軍事作戦は短期決戦で終える予定であったことは周知の事実ではある。

ウクライナ侵攻時にネット空間を跋扈した謎の陰謀論

・ゼレンスキーとプーチンによるネオナチ掃討作戦

・キーフは戦火に包まれてません

・DS(軍産複合体)と戦うプーチン

ウクライナ兵が自国民を殺戮している

ウクライナによるロシア系民族の虐殺

これらのフェイクニュースは個人のSNSアカウントを中心に発信がなされ、それに付和雷同した陰謀論好きの一般ユーザーに伝搬し、ネット空間は一時期騒がしくなっていたが、戦争が長期化するにつれて、段々と一般ユーザーによる拡散も沈静化した。

プーチン自ら軍産複合体を潤している事実

流石に陰謀論が事実とは異なることに気がついたのであろう、DSと戦ってるにせよ、戦争を起こせばDSが喜ぶのに、戦争を長期化させることで軍産複合体を潤しているのはプーチン自身ということになる。

まぁDSが存在する前提で話せばこのようにはなるが、私はDSが存在しないという視点で論理展開をする立場ではあるのたが。

話しは長くなったが「メディアが一方的にロシア悪者論はフェイクニュース」といった話しは

結論を述べると、陰謀論者の独りよがりでしかなく、メディアによるある程度のバイアス、ポジショントークはあるにせよ、フェイクニュースは一つも存在せず、個人発信の謎のフェイクニュースを元に騒いでいるのが陰謀論者ということになる。我田引水も甚だしい話しだが、我田引水の事実にすら気がついていないということだろう。

#ウクライナ侵攻 #プーチン #陰謀論

#ディープステートは存在しない