コロナショック等の世間を賑わす事件が起きると必ず陰謀説的な話がしばらくすると出回ってくる。比較的最近の話題では現政権を揺るがすような事件が起きると必ず芸能人が薬物使用で逮捕される等の話しが分かりやすい例かもしれないが、当たり前の話しだが物理的にそれは不可能であることは少し考えて見ればわかるはずなのだが、スマホを初めとするインターフェイスの影響か思考を深堀する能力が著しく損なわれているような気がする。薬物使用の疑いがある容疑者が都合良く、薬物を所持及び使用しているとは限らず、そもそも常に容疑者をモニタリングしている程警察も暇ではない。このちょっと考えればわかることを奪っているのがテクノロジーなのかとも思ったが、SNSの台頭がこれまで聞こえて来なかったらその他大勢の心の声が具現化されていると考えれば、今も昔も深く考えない人達は変らないのかもしれない。今回のコロナショックにおいても様々な陰謀説が飛び交っている。一例をあげると生物兵器説だが、米軍がばら撒いた等、やれなんたらの人工削減計画等流れているが米国の感染者が爆発的に増えている現状を見るにつき、所謂西側諸国の工作活動の説は極めて低くなるのは誰でもわかるはずだが、ウィルスが天然か人工的な物かという議論については話しが変わってくる。専門家でもなんでもないから詳細については割愛するが、世界中の多くの研究者が唱えるように天然的なものではなく、人工的に手を加えられたものが何かしらの事故で流出したが妥当な線だろう。生物兵器として使用したかどうかはまた話が変わってくる。そもそも致死率の低いウィルスが生物兵器として成り得るわけがなく、至極当たり前の話だが自からがまずは罹患しないようにする為の抗体は必須で、準備をしないままバラ撒く馬鹿はいない。核の抑止力は使用すれば自からも亡ぶことが容易にイメージ出来ることが抑止力の背景であり、その視点で考えれば生物兵器として意図的にバラ撒いた可能性が限りなく低くなる。また陰謀説に出てくる某宗教的秘密結社の仕業ならば抗体を完成させていなければ自からも罹患することから考えてもあり得ないし、実はワクチンがどこかで完成している等の謎の話しになる。もしかしたらを出せば、宇宙人が飛んできて等果てし無く空想の世界が広がることになる。こういったものに騙されないようにする為にはまずは常識という物差しで物事を考える必要がある。例えばプラズマ兵器等の超兵器が本当に存在するするのならば、各国が凌ぎを削っている宇宙開発は一体何の為に行われているかということになる。軍事的に多国を出し抜こうとする考えが根底にあるからだろうし、プラズマ兵器については２０年以上前からそんな話があるが未だにその影すら存在しない。宗教的な神秘主義はまた別の話しだが、常識という物差しでフィルタリングして現実的に考えることで物事の本質が見えてくる。ファンタジーは漫画と映画で楽しんだ方がいい。
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