K・リテラシー

ジャーナリストKANAME EIGHTの8つの視点から持論を展開。

既得権と陰謀説、実際のところは・・

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人類の未来を変えるようなある革新的な技術が生まれても既得権益を守る為に悉く潰されていくそんな話が随分前から存在する。わかりやすい例を出せば石油関連のエネルギー事業に関する既得権益に関する話しだが、革新的な技術が産まれてもそれを阻む存在がいて陽の目を見ないらしい。現在のEV車の台頭を見るにつき、そんな勢力は存在しなかったということになる。特許馬鹿、発明馬鹿と言われる存在が昔から起業家界隈に存在する。この革新的な発明が、ビジネスが世の中の人間を救うといったものだが、時流に合わなければどんなに優れた発明も意味を成さないのだ。要するに市場がそれを求めてないということなのだが、記憶の中に今でもいうクチコミを集める為のビジネスを打ち出した広告代理店があったのだが、当時はガラケー全盛期の頃で、結局アンケートの集め方がIVRの自動音声で入力するもので、代理販売をしている会社の人間が「こんな面倒臭いもの使う人間なんていない」と売る側の人間がそんなことを言う始末だったが、代理店側の社長、また開発元の社長も「このビジネスは凄いんだ」と確かにこれまではユーザーの声を集める仕組は存在はしなかった、その声を集めるシステムなのだから凄いんだと熱弁する始末で、結果的にその会社は倒産してしまった。直接的には他の理由で潰れたのだが、先見の明がなかったのかあったのか、結講な規模の会社にまで育てあげた創業者でも目が曇ることがあるんだなと思った。それが革新的な発明の落とし穴である。

比較的記憶に新しいものは医療における患者の苦しみを取り去るある道具の革新的な発明だ。これは大学の教授や発明家も取り組んでいたテーマの1つで具体的な名言は避けるがある町工場が旧来の所謂、巧みの技術を用いて実現にこぎつけたがいつまでも日の目を見ないのは何故か?これは筆者もずっと謎ではあったのだ。素人視点でもそれが凄いことがわかる、痛みが生じる治療においてそれを全く感じさせない代物なのだから大発明だ、それが何年経っても医療の現場に出てこないのだ。

友人に色々な分野の金型を製作する会社を営む人間がいる。数年前に彼の元にあるパテントを買わないか打診があったが話を聞いて見ると件の大発明がどうやら彼の元に売られてきたらしい。

何故、件の大発明が現場に出てこないのか聞いて見ると結論から説明すると「現場でその技術が全くない求められていないから」と言ったシンプルな理由だった。

医療業界の既得権の問題かと思いきや、単純にそれを求める人間がいなかったのだ。治療の度に傷みが生じるのは患者にとって苦痛以外のなんでもないと普通なら考えるはずだがそれに慣れてしまうと患者自身がどうでもよくなるらしい。また単価も割高の為、採算が取れないことが理由の一つだった。革新的な発明をした町工場の社長が書いた著作を筆者自身、いくつも買って読んでいた。発明というよりは生き方や哲学に共感していたこともあり、好きな経営者の一人だったので、件の町工場社長と知古の中であった友人に見学に連れて行って貰おうかと考えていたこともあったのだが、複雑な気持ちになった記憶がある。

空を飛ぶ車、地上を数メートル浮いて動く車はすぐにでも作れるらしいのだが、ブレーキの問題があって実現しないのだという。確かに空を飛んで走るのはいいが信号で止まれなかったら意味がない。その点、タイヤというアナログな存在は車をコントロールする上においてはこれ以上のものは存在しないらしい。かつて蒸気機関が考案された当時はタイヤの代わりに馬の足のようなもので走るような乗り物だったらしい。

エネルギー問題に話しを移せば、確か小泉元総理が廃油で動く車で記者会見に来ました!なんて話をしていたことがあったが、水で動こうが油で動こうがインフラ整備が出来なければ結局は日の目を見る事はない。ジャンボジェット機を作っても滑走路と受け入れ先の空港がなければ意味がないと想像するとわかりやすい。

郵便局員がいなければ手紙すら届かないのだ。

革新的な発明も5Gだろうが何だろうが、泥臭いインフラ整備というものがなければ成り立たない。発明家というものは発明だけに没入する結果、泥臭いアナログ的な作業、世に広める為の社会性、人間性が伴わない場合が多々にあり世相を読むプロデューサーがいない限りは苦労して発明した技術も中々日の目を見ることは難しい、これが革新的な発明が中々世に出てこない1つの理由である。

既得権益の真実はまた他にあるが、ここで語ることは止めることにする。

そもそもインターネット上で本当の話が流れることはないのだ。

#陰謀説#陰謀論#5G#ビジネス#クチコミ