K・リテラシー

ジャーナリストKANAME EIGHTの8つの視点から持論を展開。

【国際政治】米国デフォルト危機と陰謀論

f:id:kanameeight:20230526223657j:image

 

簡単に話すと米国はこのまま行くと債務不履行に陥る可能性がある。要するに経済破綻だが、米国は国債を発行するにも上限が設けられている為、毎度妥協して破綻につながる金融危機を回避はしている。
当然だが、ウクライナ侵攻に対する戦費支援が大きな負担になっているわけで、これを止めれば当たり前だが債務不履行は回避することが出来る。
親露派陰謀論者は米国が戦争で儲ける為、今回の紛争を仕掛けたというが、一方で国家が破綻しそうになっている現状をどう説明するのだろうか?

野村総合研究所より抜粋

デフォルトに陥る確率は実際には低いが、金融市場は日々不安を募らせていく
債務上限引き上げ問題を巡るバイデン大統領と下院共和党との協議はなお平行線を辿っており、向こう数日間でにわかに合意に達する兆しは見られない(コラム「米債務上限引き上げで再度合意できず:今後の展開で4つのシナリオ」、2023年5月23日、「なお遠い米国債務上限・デフォルト問題の解決:金融市場の動揺が問題解決の鍵であり懸念でもある構図」、2023年5月17日)。

イエレン財務長官は、6月1日にも米国政府がデフォルトに陥る期限、いわゆる「Xデー」が来ることに警鐘を鳴らしている。実際にはどの日が本当の「Xデー」となるかは明確でなく、財務省が追加的な措置を講じない限り、6月上旬のどこかで「Xデー」を迎えることになるだろう。

ただし、実際には財務省は、公務員、軍人の給与支払いの延期などを実施し、国債の償還、利払いを優先することで、「Xデー」を先送りすることが可能である。そうした措置によって、6月15日に法人税収が入ってくるまで持ちこたえることができれば、7月まで「Xデー」を先送りすることができる(コラム「米債務上限引き上げで再度合意できず:今後の展開で4つのシナリオ」、2023年5月23日)。

また政府は、政府債務が制限を受けないことを示唆する修正憲法14条を根拠に、法定債務上限を違憲として国債発行を再開することも可能だ。そのため、実際に米国政府がデフォルトに陥る確率は低いものと考えられる。

しかし、金融市場は、6月1日が近づくにつれ、デフォルトのリスクを着実に織り込むようになる。過去数日の米国株価の下落は、その反映だ。株価が大きく下落するようになると、政府、議会、国民の間に危機感が高まり、それが合意に向けた原動力になっていく。現時点では、そうした危機感が高まるほどには、まだ株価は下落していないと言えるだろう。

T-Billsの償還日の4日が「Xデー」に
デフォルトの確率は低いと考えられるが、仮にデフォルトが生じる場合には、それが起きる「Xデー」となるのは、国債の償還日あるいは利払い日である。実際には、短期国債であるT-Billsの償還日が、「Xデー」となる可能性が高いとみられる。

短期国債はゼロクーポンの割引債であり、利息分を割り引いて額面を下回る価格で発行される。そして償還時には額面で償還される。つまり、発行額よりも償還額が大きくなる。これに対して長期国債は、半年に一度の利払いが行われる利付債である。

T-Billsの償還時にはそれを借り換えるT-Billsが新たに発行されるが、上記の理由から、借り換えのために発行されるT-Billsの金額は、償還されるT-Billsの当初の発行額(政府の収入)を上回ることになる。そのため償還と借り換えを同時に行っても、政府の国債発行残高、つまり債務の水準は増えることになる。債務上限に達し、政府の資金が底を付いていれば、T-Billsの償還はできなくなり、ここでデフォルトが生じることになる。

「Xデー」となるT-Billsの償還日をチェックすると、6月1日(木)、6月6日(火)、6月8日(木)、6月13日(火)の4日となる(図表)。6月15日(木)になれば法人税収が入るため、この日は「Xデー」とはならないだろう。

5月中に債務上限引き上げで合意が成立しない場合には、金融市場は6月のこの4日間を「Xデー」の候補日と見定めて、デフォルト懸念から混迷の度を強めていくことになるだろう。

※抜粋終了

世間ではディープステートなる軍産複合体による影の政府が米国を支配しているという陰謀論が誠しやかに囁かれているが、債務不履行寸前迄、戦費を捻出させて自らの懐に入れているということになるが、破綻寸前迄経済を悪化させた先の未来を予測出来ない程、脆弱な知性を持った組織ということになる。

今回も恐らくは解釈改憲的な抜け道を持ってデフォルト回避を行うとは思われるが、陰謀史観の人間はこんな簡単な足し算引き算も出来ないのかと呆れるばかりである。

#陰謀論

#米国デフォルト

#債務不履行

高度成長期の亡霊

f:id:kanameeight:20230525164508j:image

随分昔の話だが、題名も出てこないが確か岩波新書から出ていた毛沢東の伝記か何かだが、内容は毛沢東紅衛兵賛美が中心に語られた内容で、一方で蒋介石率いる国民党軍に対するパッシングに彩られていた記憶がある。

なんでも紅衛兵は品行方正で軍規遵守の凄い軍隊であるとかなんとかだが、この書籍を読んだ時は確か二十歳そこそこで、左翼も右翼も今程理解していなかった時代のことではあるが、「共産党宣言」や「人間マルクス」といった書籍は普通に目を通してはいた。

サイマル出版「毛沢東の読書生活」だが、毛沢東の膨大なる蔵書と共に生活する日常が描かれており、共産主義には全く共感は覚えなかったが、その学ぶ姿勢とライフスタイルには深く共感を覚えていたりした。

また、何処かの左翼が書いた「朝鮮半年有事は有り得るか?」みたいな内容の本も読んだか、インテリジェンスの素養がなくても「ダメな本」であることがわかった。

元々、中国古典等の格調が高い古典ばかり読んでいたので、手に持った瞬間になんとなくわかるものである。本から放たれるオーラの一種なのかも知れないが、私は喰わず嫌いで物はなるべく話さないようにしてるので陰謀論者が綴った書籍も一応は開くが内容があまりにも酷い。

まるで、何処かの適当な占い師が書いたような

雰囲気で、あの占いサイトに興味本位で登録したら、色々変なメールが来るがあの雰囲気である。

あれに即発される人間を多数散見するが、Z世代ではなくプチ団塊世代移行に意外と多いのだが、バブル景気の余徳で成り立っていた、ある意味でへなちょこな経済環境が恐らくは簡単に思考停止の萌芽を植え付けてしまったのか、一種の呪縛のように彼らの思考を縛りつけているようだ。

終身雇用制の賛否はあれど、不景気になるとマイナス面がクローズアップされてくるようだ。

どの時代も常に刃を研いでおかなければ、いつの間にか疎んじられる存在に陥る可能性がある。

読書はその可能性を遠ざける一つの効用があると個人的には思っている。

【国際政治】ロシア国民も侵略支持者なのか?

f:id:kanameeight:20230522134755j:image

真面目な話をするが、あるウクライナ国際政治学者の発言だが、ウクライナ侵攻には侵略思想を支持するロシア国民の罪でもあるといった話しで、ネット空間ではロシアの侵略を是とする発言が大多数を占めるといったニュアンスであった。
日本のサブカルチャーを支持する外国人が一番多いのは中国であるが、国は反日であるといったものであるが、そもそもネット空間で「戯言」をのたまう人間の発言が国民性を代表するものではないのは、日本の時事や政治コミュニティの在り方を見ても、それは明らかで、親露的な発言をする人間、嫌韓嫌中も一部の人間だけである。
確かにロシア人の国民性は貿易関係になると酷く評価が低かった記憶はある。
港でロシア船員と接する日本人は口々に「あいつらはどうにもならない」と溢すのを良く耳にはしていた。
個人的に日本で交流していたロシア人は良い人間が多かったが、一般職の人間ではあった。
くだんの国際政治学者の本はウクライナ及びロシアの病理については良く調べられて、分析はされていたが、ロシア国民もまた侵略信奉者という考えには違和感を覚えた。
確かに教育上のプロパガンダはあれど、日本のサブカルチャーが好きで「反日思想」には現実的に見て成り立たないのではないかと思うのだ。

#ウクライナ侵攻

#プーチン

#特別軍事作戦

【陰謀論】国際金融資本の奴隷?と罵られて思ったこと

 

f:id:kanameeight:20230520215904j:image

怪しげな新興政党が喧伝する陰謀論の一つに

「国際金融資本家(ユダヤ金融資本共言う)」

の暗躍があるのだが、まぁ何を述べようと言論の自由が保証されてるのが日本という国であるのだから、自己責任において、好きな主張をすれば良いとは思うが、まともな情報関係者は国籍問わず非常に冷めた目線で見ていることは認識しておくといい。

素朴な疑問だが親露派及び陰謀論者を馬鹿にすると「国際金融資本の奴隷」と罵られるが、では国際金融資本が存在する前提で考えて奴隷と罵る人間は果たして「奴隷」から解放された人間なのだろうか?
国際金融資本家の奴隷から免れるような特権階級の人間がこんなところで「国際金融資本の奴隷」とは普通に考えて言わないはずである。
結局、奴隷と罵る人間もまた「奴隷」である自覚がないということである。
奴隷と罵るなら、少なくとも「奴隷」ではない前提である必要がある。
陰謀論者はこんな単純なロジックにすら気がつかない程、マヌケな存在ということである。

#陰謀論

#国際金融資本家

【国際政治】変わり続けることが変わらない真実である

f:id:kanameeight:20230518141915j:image

ある意味で、戦争とは無縁な数十年が経ち、厳密に言うと無縁ではないが具体的に侵略される、核ミサイルを落とされかねない現状をリアルに感じるようなことはほとんどなかったのではないだろうか。

トンチキな国際情勢を語る人間を見かけることが多くなったが、戦争がない時代は過去の話しをしていれば良かった為、いわゆる保守論客が解説する話しの整合性については問われることはなかったが、ウクライナ侵攻のようなリアルタイムで進む問題については、過去の話しから未来を正確に予測することは難しくなったが、そもそも経済予測は当たった試しがないのだから、固定概念、テンプレート的な考えに捉われずに、朝令暮改は当たり前であるかのように意見は右に左に流れるのは必然的であると言えるのだ。

武道でいうところの多人数掛けに例えるならば、予定調和のない乱戦はセオリーはあれど、戦略においてテンプレートは有り得ず、戦術としての動きしかそこには存在しないはずである。

オシント(公開情報)をベースにある程度は予測は可能だが、時間は刻々と進んでいく。

目的地に向かった飛行機がいつまでも同じ空に滞空しているわけがないのと同じで、兵隊も戦車も物資等のロジスティックスも常に動き、変動しているのである。

常に変化することが、変わらない真実であることを踏まえた上で発言をするならば、中々断言は難しいはずである。

国際情勢を語る人間の話しがトンチキになる理由はわかりもしない現実について、断言してしまうことに原因があるのだ。

【オカルト】気分が落ち込む理由が判明した瞬間

f:id:kanameeight:20230517143802j:image

一年と半年前に京都の片田舎に移住してきたが、近隣にほとんど店がなく、個人的には

東京にあるマックやベローチェ等のカフェがあると有難いが、徒歩圏内にはなく電車に乗ってそこそこの場所へ移動しなければ、それが叶わない現場である。

1番の近場にマックとコメダコーヒーがあるので、度々利用していたがあることがわかってから利用するのを止めてしまった。

どういうわけか、そのエリアに行くと気持ちが沈む。

京都にいた当初に、そこに出かけた時もびっくりするぐらい気持ちが沈んだことがあり

言い知れぬ絶望感に際悩まされ、挙句、発熱までしたが寝込むことが出来ない状況だった為、呻吟していたことがあったが、後からわかったことがあった。

普通に道路もロードサイト店も立ち並び、開発されているから全くわからなかったが

元々「古戦場」だったらしい。

そこに行けば具合悪くなるとか、落武者の霊が視えるとかそういうわけではなく、単純にそこに行くと気分が最低ラインまで落ち込んでしまうことがわかり、くだんのマックで書いた日記を読み返すと最悪の精神状態であったことがわかった。

一方で、凄く清々しい駅前があり、休日は必ずそこで調べ物をしたりするのだが、近くには庭園を伴う真言宗のお寺があったが、周辺一帯はパワースポットのような空気感があるなと個人的な感想である。

やはり、視える視えないに関わらず人が沢山亡くなるような場所は何かしらの負のエネルギーがあるような気はする。

 

【陰謀論】結局、99%嘘なのが「陰謀論」である。

世の中に広まっている陰謀論は「99%」嘘であるが、陰謀は当然だがある。

その陰謀は国家レベルであればトップシークレットであり、それがスマホでぽちぽちしているだけの人間の元に届くことは99%有り得ない。

99%と書いたのは必ずや100%とは言い切れない事象も稀ながらあると思ったからが

実際に公では公開されていない角度で解説されている記事を見たことがあるからである。

本当のことは書いてあったがリアクションはほとんどなく、真実の情報というものはそういうものである。

陰謀論として広まるものは陰謀好きが「楽しく、面白く」感じるかどうか?である。

要するに馬鹿馬鹿しい情報が中心となって広まる、それが「陰謀論」である。

日頃からお世話になっているジャーナリストの先輩は「一流の記者は知ってることの2割しか話さない」と言っていたが、実際にリアルの現場で見聞きしている自分から見ても、誰からも説明は受けなくてもそういうものであることは悟ってはいた。

ガーシー暴露が話題になっていた時期があったが、正直な話、大したことはないなと思ったものである。

六本木、西麻布界隈ではもっとやばい話は沢山ある。

それをあえて言わないのが「一流の所作」だが、決して自分が一流であるということではないので勘違いしないで欲しい。

ただ、それらのエッセンスが自分には内在している部分があるから、今も情報の最前線に居られるということなのだとは思う。

#インテリジェンス

#ガーシー

#陰謀論