K・リテラシー

ジャーナリストKANAME EIGHTの8つの視点から持論を展開。

【国際政治】変わり続けることが変わらない真実である

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ある意味で、戦争とは無縁な数十年が経ち、厳密に言うと無縁ではないが具体的に侵略される、核ミサイルを落とされかねない現状をリアルに感じるようなことはほとんどなかったのではないだろうか。

トンチキな国際情勢を語る人間を見かけることが多くなったが、戦争がない時代は過去の話しをしていれば良かった為、いわゆる保守論客が解説する話しの整合性については問われることはなかったが、ウクライナ侵攻のようなリアルタイムで進む問題については、過去の話しから未来を正確に予測することは難しくなったが、そもそも経済予測は当たった試しがないのだから、固定概念、テンプレート的な考えに捉われずに、朝令暮改は当たり前であるかのように意見は右に左に流れるのは必然的であると言えるのだ。

武道でいうところの多人数掛けに例えるならば、予定調和のない乱戦はセオリーはあれど、戦略においてテンプレートは有り得ず、戦術としての動きしかそこには存在しないはずである。

オシント(公開情報)をベースにある程度は予測は可能だが、時間は刻々と進んでいく。

目的地に向かった飛行機がいつまでも同じ空に滞空しているわけがないのと同じで、兵隊も戦車も物資等のロジスティックスも常に動き、変動しているのである。

常に変化することが、変わらない真実であることを踏まえた上で発言をするならば、中々断言は難しいはずである。

国際情勢を語る人間の話しがトンチキになる理由はわかりもしない現実について、断言してしまうことに原因があるのだ。