K・リテラシー

ジャーナリストKANAME EIGHTの8つの視点から持論を展開。

嘘の中に真実はある

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嘘の中に真実はある。

SNSや様々なメディアのタイムラインで日々、コロナウィルスの情報が流れて世界の

感染マップ等が更新され、毎回記録的な天災等が起きると治るまで天災情報一色となる。そして前回の東日本大震災の時もそうだが、陰謀論に流れる人達とただ流れてくるメディアの情報に翻弄されるがまま、思い思いの発信をしている人達もいる。

そしていつも思うのはほとんどの場合、正確なファクトチェックが出来ていないのだ。というより見たことがない。通常のインフルエンザや一般的な菌を伴う病気は抗体というものが出来上がり、一度それに罹患した場合は抗体により再発はしないのが普通だが、今回の新型コロナウィルスは再感染のリスクがあることがわかり、WHOも今更だが再感染リスクについて危険を呼びかけてはいる。

 

通常とは異なるウィルスの組成まで深く堀りして分析をしている人間が一人も存在しないのだから既存メディアも相当に形骸化していることがわかるというよりそもそも中身なんて最初からなかったのかもしれないが。

天然のウィルスではなく人工の疑いが出たところでエビデンスについて確認している

人間もほとんど存在しない。

人工であれば、どういった技術が使われているかが争点になるはずだ。

その部分を確認せずにやれウィルス兵器だ、中共の陰謀だなんだと騒ぎ立てているものの妄想の域を超えていないのは結局は全く「確認作業がされていない」ことに尽きるのだ。

びっくりする程、誰も確認していない、そうかもしれない、ああかもしれない情報を

断言するのだからどんどん本質が見えなくなっていく。

ここではそれらに対してアンチテーゼ的な視点で展開していこうと思う。

covid-19生物兵器

ウィルス兵器としてこれを使用した説があるが、そもそも自分達の国民が罹患して本国が弱体化するようなものは兵器としてなり得るわけがない。

これを兵器として使用したのであれば、最低限、自国民は罹患しない組成にするのか

自国民だけには抗体が生まれ、他の民族は片っ端から発症して命を落とすものでなければ兵器として成り立たないのだ。また殺傷力の低さからも少なくとも現在蔓延している

新型コロナウィルスは生物兵器と定義づけることは出来ないことになる。」

もう一つは武官の研究所から事故でウィルスが漏れた説だが、その事故の定義ですら誰一人確認をしていない。確認しているメディアを少なくとも自分は知らない。

読者の皆様がイメージする事故とは一体なんだろうか?火事、交通事故、地震、人災、天災色々あるかもしれないが、そこからウィルスが事故で漏れたのならば一体どんな事故で漏れた・・・・のか?人為的なミスで研究していた菌が漏れてしまった等色々あるのかもしれないが、そもそも中国当局がそれを認めていないし、これからも恐らくは認めないのだから延々にそれはわからないことになる。あまつさえ、米国が意図的にウィルスを中国本土に撒いたとか抜け抜けと主張している有様である。

チェリノブイリ原発事故と東日本大震災

では今回のウィルス騒動が事故である場合、もっとも近いと思われる一例をあげるとするならば、古くはチェルノブイリ原発事故、東日本大震災における福島原発事故だが

あれを例にするとわかりやすい。事故により放射能漏れを起こし、大多数の犠牲者と在命中は恐らくは二度と生身の人間は足を踏み入れることが出来ない死のゾーンが出来てしまった。

福島第一原発事故は大地震により発電所が破壊され、結果メルトダウンを起こし、大量の放射能が関東を中心に吹き溢れることになった歴史的な大事故であることは説明するまでもない話だが、これを新型コロナウィルスに例えるならば事故で建物が崩壊、結果的にウィルスが漏れたと想像するとイメージがしやすいとは思う。

だが、武漢で記録的な大地震が起きたという話も聞いたことはないし武漢ウィルス研究所の建物に何かがあったという話すら存在しない。

新型コロナウィルス騒ぎが始まってしばらくした後に、湖南省鳥インフルエンザH5N1型)が発見され、それからしばらくして雲南省で致死率50%のハンタウィルスが発見された。

感染力が高い新型コロナウィルスと違い、今回発見された鳥インフルエンザは人には感染しないものだが、過去には鳥インフルエンザウィルスを受け入れる「レセプター」を

持ち合わせた人間がいて感染した事例はある。そして次にハンタウィルスは人には感染はするものの、新型コロナウィルス程ではない。

これをどう考えるか、である。

誰かがネットで綴っている文章や情報には全く答えはない。

これは断言してもいい。

先程述べたエビデンスもさることながら、そこに辿りつける人間はそもそもそこに

真実を綴ることはないのだ。

だがしかし、嘘の中に真実はあるのだ。

 #covid19#コロナウィルス#陰謀説#陰謀論