軍産複合体が利益を得る為に戦争を画策するといった陰謀論だが、確かに軍産複合体の立場であれば戦争が起きた方が売上にはなる。
戦争は一人では出来ないから、仮にそれがプロレスであったにせよ相手が必要である。
戦争を迎え撃つ側が軍産複合体の西側陣営として、動く側は東側だったり中東だったりするのかもだが、プロレスの敵役をそう都合よく動かすことが果たして可能なのかどうか?である。
ユダヤ金融資本家の謀略を声高に唱える怪しげな政党も存在するらしいが、この本当の敵を探そうともせずに安易な陰謀論に落としどころを見出す様はポピュリズムと言える。
ポピュリズムとは簡単に説明すると衆愚政治及び大衆迎合だが、困難な問題に対して安易な解決策を提示するもので、最近流行りのMMT(現代貨幣理論)がそれにあたる。
左翼政党が支持する政策及び、反対する政策については逆にいく方が最適解に近く、与党にはなんでも反対というわかりやすい性質とポピュリズムに走る傾向を見て、左翼が支持するものは危険であることがわかる。
経済予測には正解はない。
軍産複合体が絡んで世界の戦争が誘発されていく、この発想は衆愚の極まりである。
複雑に絡み合ったアジア通貨危機を見れば、世界を巻き込んで行われる軍産複合体の金儲けは中々、困難であることがわかる。
イスラム国のようにアッラーへの信仰を持って組織をまとめて行けば世界規模のディープステートといった組織を作ることは可能だろう。
リーダーも思想すらよくわからない金儲けと権力を握ることが中心にくるディープステートに求心力があるとも思えず、東側
である中国をどのような精神的支柱を用いて、取りまとめるのだ。
マホメット、キリスト、ブッダに代わる何かがなければ無理だ。世界をまたにかける金儲けに賛同するのはマルチ商法好きの拝金主義者ぐらいだ。
ディープステートは物理的には有り得ないと断言する所以である