K・リテラシー

ジャーナリストKANAME EIGHTの8つの視点から持論を展開。

【日常】酒席を活かせない「役立たず」を見て思うこと

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最近気がついたことだが、「縦割り行政」といった横の連携が希薄な組織運営を風刺した意味合いで使われる「縦割り」という表現だが、個々人にもこの「縦割り」的思考と行動が当てはまる人間を目にすることがあるが、縦割り思考人間は個人的には「役立たず」といった視線で見てしまうことになる。

まず、日常会話の拾い方に偏りがある場合が多く、基本的に本人の直接的な利益につながらない話題は全て記憶には残らず、短期的な所謂、即物的な事柄にしか興味がないという共通点がある。一見として地頭の良さを感じさせる側面があるが「学び」を通じて知性を磨いていないことが原因なのか、判断と行動を見誤る傾向がある。本人が一念発起して、何かを頑張り始めても、結局はそれまでの知的生活の「蓄」と「錬」が足らない為に己が行動をフックとして、自らの目標を達成させるべく必要な社会的実力を持った人間に中々引っ掛かることが出来ないといった状況に陥ることが度々ある。

どんなジャンルにおいてもだが「お前とビジネスは出来るが、他の連中は無理」こういったことはこれまでの人生において、良く耳にすることが多かったが、見事なぐらい自己評価と他者評価が被らない事例で、物事が進まないことがある。

縦割りで生きることが出来るのは公務員かサラリーマン、OL等の雇用される前提の世界だけである。

一方で経営者、個人事業主は横に連携する力が必要である。コミュニケーション能力が問われる能力の一つだが、自分から観ると「盲目」か?と思うぐらいに何も見えていない様を見ると愕然とすることがある。私自身は高学歴でも出自が立派なわけでもないが、会話と表情、空気感から、その場における最適解といった答えを導くことが出来るが、縦割り人間はアホ面で酒をあおるばかりである。個人的には酒席はコミュニケーションにおける最重要なポイントであり、戦場でもある。酒席で情報を取れない人間は正直な話し、独立しようが、起業しようが中々思ったような結果には結びつかないのではないかと思うのは、日々、仕事を超えた友人関係のつながりの中で、そこそこの社会的実力を持つ人間で、酒席の立ち回りが下手くそな人間は一人もいないからである。

少なくともジャンル問わず「情報」を扱う人間にこのような「役立たず」は見た事はない。

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