宗教団体における「洗脳」は実は存在せず、ある外国の学者が行った1000人を
対象とした実験では皆、自分の意志で入信、退会をしていることがわかったらしい。
自分が触れた情報に触れて、その考えに絆され流されていくといったきっかけは
確かに存在はするが、その考えに定着するかどうかは最終的には自らの意志らしい。
【ネット空間を跋扈する陰謀説】
SNSやネット空間で限定された話にはなるが、昨今の常識から著しくかけ離れた
陰謀論について思うところを話していきたいと思う。
対話において、都度エビデンスの提示を求められたら会話は頓挫して楽しいものとは
ならないが、そうせざるを得ないような内容の会話が多く存在する。
荒唐無稽な内容としてはウクライナにおけるネオナチの存在だが、ロシアによるウクライナ侵攻が長期化するにつれ、開戦当初に聞いていたとんでも陰謀説は随分と姿を消した。
彼ら陰謀論者との対話で気になった傾向がいくつかある。
「情報は幅広く収集した方がいい」「勉強した方がいい」「自分で調べなさい」である。
統計を取ったわけではないから正確な数値はわからないが、少なくとも私がインターネット空間で対話した陰謀論者と言われる種類の人々との会話で出てくるワードがこの3つである。
「情報は幅広く収集した方がいい」という陰謀論者が偏ったネットのメタ情報で構成されていることは間違いなく「勉強した方がいい」もまた不勉強な彼らにこそ当てはまる文言である。
また、こちらがFACTに基づいて反論を行い、逃げ場がなくなると「自分で調べなさい」になる。
【陰謀説が幸せな家庭と恋人同士の関係を破壊する一例もある】
社会面のニュースでは夫婦のどちらかが陰謀論に染まってしまい家庭崩壊の憂き目にあっている話も散見され、笑い事にはならない事態に陥っている家庭もある。
私も交際していた女性から「本当の情報は隠されている、政府は嘘をついている」等のLINEが来たことがあり、やり取りしている最中に彼女が癇癪を起こし、いきなりブロックされたことがある。
コロナ感染者数だか、陽性者数の数が増えている等の話で政府の発表の数字がおかしいという内容だったが
PCR検査を受けられる環境が一気に整えば、当然数値も変わってくるだろし、例えば新宿区であれば検査を受けて陽性の場合、補助金が出る等のサービスが浸透してきている例を挙げたが、その反論が気に入らなかったらしく「あんたはどこに住んでんだ!」と言われブロックされた。
冷静に考えれば家庭内にせよ、恋人同士にせよ、その手のコロナ議論が愛情溢れる人間関係よりも優先されない
ことはよくわかるはずだが、自分にとって大切な親近者の気持ちより陰謀論に基づく不確かな感情論が横行してしまう現状を見るにつき、話は冒頭に戻るが何かしらの「洗脳」の力が働いている感を覚えるのだ。
それは動画を通してなのか、文字を通してなのかはわからないが、陰謀論を受け入れる土壌がある人の精神のどこかにそれがインストールされる。
当然、それは物理的な何かがあるわけではなく「思想」「気」「意思」「思い」か何かがその動画や文章に籠められていた場合、抵抗力、判断力といったベースがない人間はそのままそれが心の中に居座ってしまうのではないだろうか
密教における真言は、真言の力もさることながら、社寺仏閣を今日まで継続して残してきた力と密教の歴史、護摩を焚く僧侶のこれまでの修行の系譜全てが一致することで何かしらの「御蔭」を顕現させることで人々の信心を集めて今日に至っていると思うが、そこに「思想」「気」「意思」「思い」「御仏の力」が宿っていると言える。
当然、それは計量出来るものではないから神秘主義の範疇を出るものではないが、連綿と今日まで続いているのならば何かしらのお陰があるからだろう。
その観点で見れば、人々を幸せにする「神秘主義」がある一方で、人々と不幸に落とすきっかけとなる謎の「霊的な何か」があることは否定出来ず、陰謀論を綴る、動画やブログ等には何かしらの「悪しき意思」が宿っているのではないか?と思うことがある。
何故ならば陰謀論者の多くはまるで申し合わせたかのようなテンプレートの言葉を返してくるからだが
「もっと幅広く情報を収集した方がいい」「勉強した方がいい」「自分で調べなさい」という文言が共通することで一種の薄気味悪さを感じさせる。
どこかで全員が共通のグループに所属しているわけでもなく、セミナーを受けているわけでもない、恐らく見ているのは誰かが適当に発信したツイッターのメタ情報だったり、動画、ブログだろう。
薄気味悪さを感じさせるテンプレート返答の裏には邪悪な何かしらの「意思」「邪気」「邪念」「悪魔の力」が作用しているような気がしてならないのだ。
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