K・リテラシー

ジャーナリストKANAME EIGHTの8つの視点から持論を展開。

【陰謀論】山上容疑者と新左翼の系譜

 

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時期外れと言えなくもない山上容疑者の話しを続ける背景にはなんとなく閃いたことについての備忘録の感があるが、お付き合いいただきたく思う。

暴力団でもない一般人が、身内が宗教団体への献金により家庭崩壊を招いたとして、殺人に対する心理的障壁を簡単に越えられるものだろうか?

しかも相手は歴史的な長期政権を維持した一国の元総理大臣である。

人間が本能的に持つ殺害抑制を乗り越えて殺人に至る場合、有効に働く要素として「恐怖、怨恨、功利、正義感」の四つに大きく大別されるという。

世間を賑わす殺人事件は大体これらに当てはまると思うが更に分別されていくものだとは思うが、詳しくは割愛させていただきたい。

 

山上容疑者の殺害衝動は恐怖、功利は当てはまらず、該当するならば「怨恨、正義感」の二つであるような気がする。

手製銃に異様な執念、まるで「武器工場」の6畳一間…「殺害」目的へ実用性のみ追求か

2022/07/17 12:00読売新聞

山上容疑者は、母親が入信し、総額1億円に上る献金を重ねた「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)への恨みを募らせていた。

 同連合が開いた集会の会場周辺を刃物を持ってうろついたり、トップが来日した際に火炎瓶を持って近づこうとしたりした。

 海外のテロ事件では圧力鍋を使った「爆弾」が使われたことがあり、山上容疑者も同じタイプのものを製造したことがあった。銃に行き着いたのは「無関係の人を巻き込まず、狙った相手を確実に殺せる」と考えたからだった。

 山上容疑者は20歳代の時、海上自衛隊に所属し、一定の銃の知識はあったと思われる。「銃の作り方は動画サイトなどを見て調べた。昨秋から製造を始め、今春完成した。火薬も自分で作った」と供述している。

 元陸上自衛隊富士学校研究員の照井 資規

もときさんは「ネットで集めた情報や自身の知識を組み合わせたオリジナルだろう」と推測する。

 「火薬が多すぎるとパイプが爆発してしまい、少ないと威力が弱くなる。相当の研究や実験を重ねたはずで、異様な執念を感じさせる」と驚きを隠さない。過去には、ネットで入手した設計図を基に3Dプリンターを使って銃を製造し、摘発された人もいる。

ネット上には銃の作り方だけではなく、火薬の調合方法を解説する動画もある。

 材料の入手も難しくない。山上容疑者が銃の製造に使った金属パイプなどはホームセンターで手に入るものばかりで、火薬の材料となる硝酸カリウムや硫黄も農業用として販売されている。

 日本では、銃刀法や火薬類取締法などで銃の所持や製造が厳しく規制されている。銃を所持する権利が憲法で認められている米国と異なり、銃犯罪は市民には遠い存在だ。

 昨年までの3年間に国内で起きた発砲事件は40件で、8割が暴力団関連。警察の対策は主に暴力団を想定し、山上容疑者のような存在は「想定外」だった。

 単独でテロ行為に及ぶ犯罪は「ローンウルフ(一匹おおかみ)型」と呼ばれる。組織に属さないため、事前に警察当局が行動を察知するのは難しい。

 立正大の小宮信夫教授(犯罪学)は「抑止策として、例えば火薬の材料の販売者に購入者の記録を義務づけるような制度も考えられるが、悪用を防ぐのは難しいだろう。今後、同種の手製銃による事件が起きうるということを前提に、治安対策を考える必要がある」と指摘する。

 民主主義の根幹を揺るがした凶弾が、「安全大国」と呼ばれた日本の常識をも揺さぶっている。

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これは自分の主観だが怨恨で殺害に及ぶ場合、冷静さといった感情はほぼ皆無で、どちらかと言えば衝動的に殺害出来る凶器、例えばナイフや包丁等のある意味、手軽な凶器で

凶行に及ぶケースが大多数を占めるのではないだろうか。

また保険金や遺産目当て等の功利と思われるものについては冷静に実行され、計画的犯行と呼べるものである。

正義感からの殺人は殺害対象が絶対的悪である確信を元に行われる。

宗教戦争に準えれば分かりやすい。

こちらは正義で、異教徒は絶対的な悪であるそんな単純な論理ではなかろうが、大筋ではこんなところだろう。

 

中世のヨーロッパでは街の広場で火刑される人間は絶対悪で観客となる民衆は絶対的な正義であるという視点において、民衆は熱狂的になるらしい。

相対的に変わる価値観である正義が平気で人を殺すことを考えると、正義程恐ろしいものはない。

 

逮捕された山上容疑者の供述を聞いた警察関係者が山上容疑者は安倍元総理を暗殺することが正義であると何者かに洗脳された可能性があると記者に話していたらしい。

 

淡々と時間をかけて手製の銃を作る根気と努力は怨恨を原動力とした衝動的な何かで続けることは難しいのではないか。

山上容疑者の背景に見え隠れする新左翼の存在

1970年代の新左翼である革マル派中核派

血で血を洗うような陰惨な殺人事件を起こしていたが、主だったメンバーは純粋な大学生を始めとする10代後半から20代前半で構成されていた。

外野から見れば同じ左翼、共産主義者だが

相手の党派は反革命という悪魔に身売りした

「革命派」とみなし、革命実現の為に相手の党派を根絶させることが正義であるといった名の元、相手や仲間を平気で殺したり、処刑をしていたのだ。

山上容疑者の行動原理は新左翼のそれと非常に似ている感がある。また多くの純粋な学生達を革命へと導いた、もとい洗脳するだけの力が新左翼にはあるということである。

山上容疑者は火炎瓶を作り、圧力鍋爆弾、最終的には手製の銃を作り、凶行に及んだ。

新左翼とその行動は酷似しているのではないか。

暗殺実行に至る直前の山上容疑者を動画で観たが、これから殺人を起こそうとする人間のそれではなく、淡々と自分の使命を果たそうとするそれに見えたのだ。

新左翼の系譜は誰も知らないところで今も続いているのではないだろうか

#ディープステートは存在しない #中核派

#革マル派 #安倍元総理暗殺