K・リテラシー

ジャーナリストKANAME EIGHTの8つの視点から持論を展開。

【エンタメ】原作のイメージを崩さない現代アニメの凄さについて

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昔は漫画の原作がアニメ化になった際は仕上がりが原作のイメージに合わないことがよくあり、また作画の乱れというものを感じたこともあったが、いつからかクオリティが著しく向上した気がする。

 


声優についてもイメージに合わないということもほとんどなくなったのではないか。

声優のイメージは個人の主観を出ないが、確かに他人とイメージの共有は頭の中の声はお互いには聞こえないのだから、主観といえば主観ではあるが、作画と物語から得る情報で

感じる感覚はある程度は一致するということではあるのかも知れない。

 


自分自身もギャップを感じられることは時たまあるが、実際の声はもっと高いかと思ったと言われることがあるが、自分の声はテノール迄はいかないが低い。

レンジ(音域)は広いが通常会話では低音がベースではある。

ビジネス書を読んで、実際の著者の声を聞くとイメージと異なると思うことはあるが、恐らくはゴーストライターか、代筆者がそこに介在することで感じる違和感かも知れない。

アニメ化において、ガラっとイメージが原作と乖離してしまう理由はまさに他者が介入することが理由ということかも知れない。

一方で、オーディオブックはプロのナレーターが読む前提であることから違和感等の感覚が発動することはなく、その内容に意識が集中することになるが、原本を読まない前提ならばそもそも違和感が起こるわけがないので適切な例えではないか。

とかく、目と耳で感じていた違和感をほとんど感じさせないぐらい、現在のアニメ技術はテクノロジーの発達と共に向上はしているようだが、セル画の職人技が減少したことについては少し寂しくは感じる。

業界歴が長い漫画家さんも沢山、人間関係の中に存在するが、スクリーントーン等はPCに代替されて、低コスト化と効率化が図られているらしい。

映画等の映像業界もエフェクトが安価で販売される時代になり、クリエイター業界も随分と様相を変えた感がある。

若者が突然潰れるアニメ業界が抱える問題とは?

自分自身も過去にアニメ業界に身をおいたことはある。正確には管理進行についてクラウドファンディングに関わったユーザーのフォローが目的ではあったが、その中で聞いた話しでは、制作途中でアニメーターの心が乱れて、突然職場放棄してしまう事態に陥って、現場制作がいきなり頓挫するリスクに見舞われやすいということで、過去にはそのようなことはなかったが、現代っ子の崩壊しやすいメンタルをケアしながら制作を進めなければならないという大変さが今はあるのだという。

自分の感覚では作成途中のアニメを放棄して

消える感覚は理解に苦しむが、原作を忠実にアニメ化する繊細な能力と相反する短所なのかはわからないが、繊細さゆえに良い作品は仕上がるが、脆さもあるということである。

問題は多々抱えていても、アニメは日本が世界に誇る文化の一つであるのだから、このままどんどん良い作品を作りあげて、世界を席巻して欲しいと思う。

#アニメ業界

#スパイファミリー #鬼滅の刃