アニメ、漫画と違い書籍の行間には作家や著者の思いが篭るのか、例えば漫画ならコマ間というスペースに読者が何かを思うことがある。
アニメや映画が一方的に流れていく為、行間という概念はほとんど存在しない。
書籍の行間というものは内容以上に大切な感があるが、音楽ならば音にならない裏拍の存在である。
優れた文学作品や音楽は目に見えない行間と裏拍に何か「良い想い」が入る。
それを実感したのは、一次期は日記を毎日書いていたことがあり、自らが書いた日記を読んだ時に、いきなり「ケモノ臭い」匂いがしたことがあり、内容を読むと極めて自己中心的な内容が綴られていたことがあった。
不思議な獣臭は二度としなかったが、ページを開くといきなり鼻をついたから、気のせいではない。
恐らくは当時の行いと、考え方が獣臭い何かを呼んでいたのかも知れない。
一方で、ページ全体から眩い光りを感じたことがあり、文字全体が清々しい、真冬のシンとした空気を思わせる空気感を覚えたことがあったが、当時は必死の思いで、人生と向き合い、変えようと一心不乱になっていた時期だった。
そんな感じで、当時の状態がわかるので好んで日記をつけていたが、今はまばらになってしまったが、読み返すとまた初心に似た何かを思い出すことがあるが、やはりリアルタイムに只今やるべきことに人は生きた方が良いとは思う。