K・リテラシー

ジャーナリストKANAME EIGHTの8つの視点から持論を展開。

【陰謀論】プーチンはディープステートと戦っている?

ディープステート陰謀論を聞いていると明らかにつつじ間が合わないのは

軍産複合体が戦争を通じて武器弾薬の販路を広げることで、金儲けを目的とした陰謀を企てているとのことだが、そのプーチンはディープステートと戦っているらしい。

金儲けが全てではないと反論が来そうだが支配して搾取するならなんら変わらない。

ちなみに賢い人間なら普通にわかるがプーチンがディープステートと戦えば戦う程、軍産複合体は儲かるからくりである。

現在も西側諸国のありとあらゆる武器弾薬戦闘機、戦車、戦闘車両、ミサイルが付与され、米国の軍事企業の株価は現在爆上がりらしい。

 

ウクライナロシア国境線沿いにプーチンが戦力を集中し始めたのは2022年の1月頃だが、ウクライナ東部側では2014年からずっと小競り合いは続いてはいたが小規模なものにはなっていたがこれは当然「ウクライナ領土」において行われていた紛争であり、ロシア本土ではない。ウクライナ軍がロシア国境を超えて本土を侵食していたということであれば話は別だが、開戦から一年近く経ってようやくロシア軍の空軍基地及びショッピングセンターにドローン攻撃があったと騒がれていたことで「本土攻撃は一度もされていなかった証明」の一つにはなるだろう。

 

これは映像という確かなファクトが存在したが、ウクライナ東部においてロシア系住民が迫害されていたという有力なファクトは全く存在しない。

ディープステート対策の一番は戦争をしないことである

今更な話ではあるが、ある程度遡って話を整理しておく必要があると考えてのことだが、バイデンDSが軍産複合体の儲けを取る為にプーチンを開戦に追い込んで嵌めたみたいな話を愚かなことに日本の保守論客がしてたりするのだが、動機となる物理的な映像や事実が全く存在せず、世界同時多発テロからの米国の動きには一貫性があった。イラク戦争は結局は大量破壊兵器が出てこなかったことにより物議を醸し出したが、まだプーチンのそれと比べるとマシである。人命が損なわれているのにマシという表現は不適切かもしれないが、ロジックで考えてもプーチンのそれには大義名分が全く存在しないのだ。

 

ディープステート対策を本当に立てるのならばまずは「戦争をしない」ことである。

戦争が起きない平和な世界を作れば、ディープステートが儲かる市場が縮小されるのだからプーチンがディープステートと戦うならば米国を始めとした西側陣営とは対立しないようにすることが一番である。

そんなに難しい話ではないとは思うのだが、家柄と学歴は一流でも「現実」を知らないいい大人は沢山存在するのだなと改めて思った次第である。

 

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