今はほとんど見かけることはなくなったが
道端にある電柱に、サークル勧誘のようなビラが貼られていることがあった。
近未来科学研究会という名前が記載されたそのビラには「尾崎豊は暗殺されたのだ」というタイトルで、ある闇の組織に殺された等、書かれており、詳しくはセミナーにて解説しますとあった。
尾崎豊については後期というか、亡くなった後に好きになったことで、リアルタイムの尾崎豊は知らないが、二度と新しい曲はリリースされないといった寂しさを覚えていた記憶がある。
ファンタジー好きだったこともあり、うっかりUFO教団のセミナー会場に足を踏み入れたこともあるが、霊界はなく人間が死んだら遺伝子コードだけが残り、功績がある人間は不死の惑星で再生されるといった内容だったが、当然全くピンと来なかった為、それ以降は関わることはなかった。
近未来科学研究会なる尾崎豊暗殺の真相については興味があり、日時が合えば行きたいなと思っていたが、結局は行けず仕舞いであったが、やがて世間を震撼させた地下鉄サリン事件が勃発する。
近未来科学研究会という名目の団体は実はオウム真理教が作った信者勧誘を目的としたダミーサークルであったことが後から話判明し、当時人気のあった尾崎豊暗殺説といった陰謀論で若者を引っ張る算段であったと報道の中で聞いた記憶がある。
マインドコントロールに加担するように闇組織から話があったが、それを断った為に尾崎が暗殺されたといったものだったらしいが、マインドコントロール及び暗殺を実行していたのも、近未来科学研究会＝オウム真理教であったというヲチであった。
